2013年1月1日火曜日

12月支援の報告と来年について

 12月の支援には、多くの教会や個人から被災者の方々へのクリスマス・ギフトとしての物資の提供、また物資支援のための献金をしていただき感謝します。
 おかげさまで、当初予定していた100セットのギフトに加えて、150セットのギフト、さらに購入した洗剤、醤油、また佐野オリーブ教会の教会員の方から提供されたネギ80キロなどを携えて行くことができました。
前回のブログでは大条坊地区での仙台SBSの森谷先生とともに、芋煮会とクリスマスギフトを提供し、その帰りに大久保仮設を訪問し、一戸一戸訪ねてギフトを届けました。また波伝谷、神割崎、水戸辺、大久保、切曾木の小規模仮設を訪問しました。
 当初、三日間の予定でしたが、石巻への訪問が四日目にずれこみ、二人が一日延長し、石巻祈りの家を訪問し、祈りの家での被災者たちのパッチワークサークルの方々、また南三陸キリスト者ネットワークで連携して支援活動をしている聖協団清瀬教会が、被災母子家庭や病気などで職につけていない被災者の方々のために活動している「フードバンク」に醤油、味噌、洗剤などを届けました。また石巻祈りの家を通して、被災者の方々の集会で渡すことができました。年末を控えて、このような生活消耗品や調味料はとても喜ばれております。支援してくださった皆様に感謝します。
 


繭だまをつかっての工芸作品と仮設の作業場
3.11の被災から二回目のクリスマスを迎え、そして間もなく二回目のお正月となります。相変わらずの仮設住宅住まいが続いている方々、また家は無事であっても、生活の再建を無我夢中で取り戻そうとしている東北の被災地の人々にとって、来年が今年よりも前進した年であることを祈るばかりです。

切曾木地区仮設の人形づくり
水戸辺(みとべ)地区仮設を訪問したとき、プレハブの小屋で、婦人の方々が繭を使ってかわいい人形や、キーホルダーなどを作り、周辺の道の駅などのおみやげコーナーの売店に卸しているとのことでした。また切曾木地区仮設でも着物の端布を使って人形づくりなどをしておりました。
被災者の方たちなりに、自活の姿勢をなんとか取り戻そうとしている様子をうかがうことができました。なんとか、関東の教会でのバザーなどで提供できないかとと思いました。よい知恵があればぜひ教えてください。

2013年に向けて

12月26日(水)、クリスマスの集会などが終わって一息つくまもなくイザヤ58ネットのスタッフ会議を行いました。そこでの討議の結果以下のことが確認了承されました。
  • 2013年の支援について継続の方向でいく。
  • 南三陸支援キリスト者ネットワークの世話人会からの要請で、今後中心的「支援と宣教」の理念を共有した核になるコア・グループにイザヤ58ネットが加わることを了承。(この件に関しては1月に南三陸支援キリスト者ネットワークより公報される予定です)。
  • イザヤ58ネットの支援活動に関心のある方、重荷のある方にさらに意見を聞きながら、有効な支援活動ができるような体制づくりを諮る。
  • 南三陸支援キリスト者ネットワーク代表中澤師より支援依頼のあった、南三陸町の仮設住宅の集会場で使用する消耗品(調味料、トイレットペーパー)などの一部を継続的にイザヤ58ネットが支援をする。
 皆様の支援と背後のお祈りでイザヤ58ネットの働きが継続的にできていることを感謝します。
 
 来年も、支援を通して、被災者、被災地域の教会に寄り添う支援活動をしていきたいと思います。よろしくお願いします。